あくまで私的な考察として。稼ぎたい方は量販店の元受けや、その下請けの協力会社として働かせてもらい、経験をつむのがベストと思います。その後実務経験証明書を発行してもらい、登録申請すれば何も問題ありません
結論: 販売店で出来る範囲での事業展開になるので、営業力がないとなかなか売上はあがらない。商売していく中での人脈が全て。エアコン工事を覚えたからといって即起業するのは無謀。エアコン工事は儲かるというネット記事が散見されるが、鵜呑みにせず、何かしら仕事を掛け持ちしながら、徐々に本業化していくのが無難。営業下手な人は10年耐えられるだけの蓄えを
資格・免許としては
■ 起業するまでに計画(中長期)的に取得
- 第二種電気工事士
- 古物商
- エアコン工事に対する確かな技術・知識
- 修理・クリーニングの技術
- 石綿作業主任者・石綿含有建材調査者
方針としては
■ カテゴリー "電器店(販売店)" ないしは、"リサイクルショップ(中古売買)"として事業展開。(登録電気工事業者ではないので "電気工事店" は不可)
- 税務署へは"小売業"、ないしはそれに類する業種で開業届を提出し、販売(新品・中古)をメインとする
- 自社で販売した商品を取付け工事する。廃家電の運搬・収集も自社で行う
- 請負いは出来ないので、一般の消費者から直接依頼のあったものに限る
- エアコン取付け(移設含む)は、一旦少額で買取り、買取金額に取付け料(移設料)を加えて中古販売とする
- 他社購入のエアコン取付けは、材料費に取付け料を加えて、材料販売、ないしは部品販売とする
- エアコン取外しは、取外し料に出張料などを加え、諸経費などの名目で請求
- エアコン処分は、リサイクル料に出張料などの経費を加えたものを請求
- 領収書の但し書きに"工事"、"取付け"、"取外し"などの文言を使用しない。あくまで"販売"、"手数料/経費"の類とする
- その他関連する業務内容(電気工事以外)を加えていく 例:家電品修理・エアコンクリーニングなど
法律を遵守するなら
■ 違法行為を防ぐなら
- 他社の請負いはしない・出来ない
- 領収書の但し書きに"電気工事業"とみなされる文言を使用しない。
- "家庭用電気機械器具の販売業者が販売に付随して行う電気工事" ♯9 の範疇で行う。販売会社の社員がエアコン工事する場合、電気工事を伴う作業がない限り、その者に電気工事士の資格はなくても取付け可能
ひとりごと
■ 個人事業主の起業10年後の生存率は1割程度 起業するまでの準備と、起業前・後で、どれだけの人脈と信用を得られるか? だと思います。あと起業時にあまりお金を欠けない(=事務所は自宅、車は自家用車など固定費は小さく)。